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2022.08.31

ありがたい!食材 「鯛」の栄養や腸内環境への効果とは?

「おめでたい」「ありがたい」食材として、お祝いの食事でも登場する鯛。
うまみたっぷりで味の良さからも人気の魚です。
そんな鯛は美容や健康に効果のある成分や、腸内環境を整える成分も含んでいること、ご存知でしたか?
この記事では真鯛(マダイ)の栄養や腸内環境への効果について、美容栄養学専門士がご説明いたします。

真鯛の栄養と美容・健康成分

注目の栄養成分

真鯛は高たんぱく質で低脂質
健康的な肌や髪の毛のために欠かせない栄養素です。
糖質の代謝をサポートするビタミンB1も豊富で、糖質を効率よくエネルギーに変換してくれます。
骨の強化に欠かせないビタミンDは、免疫機能の向上作用もあります。
肝機能を高める効果のあるタウリンも豊富に含み、疲労回復効果も期待できます。

RICO NICOコラム|鯛の栄養や、腸内環境への効果について美容栄養学専門士がご紹介

真鯛の腸内環境改善に効果が期待できる栄養成分

腸内環境を整える「腸活」には美容や健康にメリットが多くあります。

腸内環境を整えるために、積極的にとりたい成分が鯛には含まれています。

魚のからだに良い脂質 EPAとDHAが豊富

腸内環境の悪化の原因のひとつに脂質の過剰摂取があげられますが、逆に腸内環境を整えるために積極的に摂取したい脂質もあります。

その脂質は不飽和脂肪酸の「オメガ3脂肪酸」。
オメガ3脂肪酸は細胞膜を構成する必須脂肪酸の一種で、抗炎症作用を持つ重要な脂質です。
腸内の炎症を抑えて善玉菌が増えやすい環境をつくり、腸内環境改善に効果が期待できます。

オメガ3系脂肪酸の代表的なものには、魚の油であるEPA(イコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)があります。
EPAやDHAは特に青背の魚や鮭などに多く含まれていますが、真鯛は白身魚ですが豊富に含まれているのです。

EPA

抗炎症作用を持ち、血中の中性脂肪を減らし、血液の流れをよくします。
脳血栓や高血圧、動脈硬化を予防する効果が期待できます。

DHA

抗炎症作用を持ち、血管系の病気を予防する働きが期待されます。
脳や神経の機能を向上させる効果もあるといわれています。

腸活におすすめ アミノ酸たっぷりな鯛のボーンブロス

鯛のアラや骨からとる和食の「鯛だし」やフランス料理の「フュメドポワソン」。
これらは鯛由来の栄養素やコラーゲンが含まれるボーンブロスの一種です。

RICO NICOコラム|鯛の栄養や、腸内環境への効果について美容栄養学専門士がご紹介

ボーンブロスは腸を癒やすアミノ酸グルタミンを豊富に含み、腸内環境改善に効果が期待できます。

ボーンブロスに限らず、鯛を調理するときは煮汁も一緒にいただける調理をすると、栄養をむだなく摂取することができるのでおすすめです。

RICO NICO の料理のご紹介

うまみたっぷり、美容や健康にもうれしい効能をもつ真鯛。
お祝いの席で出番の多い魚のため、気分にしてくれる食材ですよね。

RICO NICO はおいしさにも栄養面にも配慮した、フレンチ出身シェフお手製の料理をラインナップしています。

真鯛の十六穀米リゾット

リゾットは十六穀米を混ぜ込み、白米にはない食物繊維やミネラル類をプラス。
ふっくらと火入れした鯛を混ぜあわせれば、より風味豊かな味わいに。
九州で水揚げされた天然真鯛、えび、野菜のソテーと一緒に食べる、ちょっぴり贅沢なリゾットです。

220831_Column_真鯛のアクアパッツァ_800x450px

新鮮な真鯛が主役のアクアパッツァです。
自家製のフュメドポワソン(鯛のだし)をベースに使用し、真鯛のおいしさを余すことなく堪能できます。
えび、3種の貝で見た目も華やかな一品です。

 

彩り野菜のクラムチャウダー

ベースとなるフュメドポワソンは鯛の骨やアラと香味野菜を煮込んで仕込む、うまみ濃厚なボーンブロスです。
1食あたり1/3日分の野菜(約120g)を使用しています。
あさりもたっぷり豆乳仕立てのクラムチャウダーです。

Soup Deli 彩り野菜の豆乳クラムチャウダー と、発酵食品の整腸作用にフォーカスして開発した 発酵Deli ポークフィレと野菜のロースト バジル&チーズ の2品をセットにした腸活におすすめの お試しセット も好評発売中です。

お試しセット

RICO NICO の料理は、すべてフレンチシェフのお手製。
プロならではの食材のおいしさが引き出された料理を楽しむことができます。

自分へのご褒美や、健康を気遣う大切な方へのプレゼントとしてもおすすめです。

商品は以下のオンラインショップで販売しています。

公式ショップ Amazon 楽天市場

真鯛の味わいを楽しみながら、からだや腸を労ってみてはいかがでしょうか?


参考文献

  • 日本食品標準成分表2020年版(第八訂)

  • 飯田薫子 寺本あい (2019年)『一生役立つ きちんとわかる栄養学』 西東社
  • 桑島靖子(2019年)『NY発!飲む美容液!魔法の骨だしスープで顔のしわ・たるみは消せる』PHP研究所

  • 穂刈量太 三浦総一朗(2011年)「1.消化・吸収機能からのアプローチ」『日本内科学会雑誌 第100巻 第 1 号』

  • 『美容栄養学テキスト』 日本ビューティーヘルス協会

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