12月の大きなイベントといえばクリスマス。
日本ではチキンやクリスマスケーキで食卓を囲んだり、外食ディナーを楽しんだりと、家族や恋人とカジュアルに過ごす方が多いかと思います。
それでは海外のクリスチャンが多い国では、クリスマスに何を食べ、どのように過ごすのでしょうか?
クリスマスはどんな日?
12月25日はイエス・キリストの誕生を祝い、礼拝をする日です。
「クリス=キリスト」「マス=礼拝」という意味合いを持ちます。
ラテン語の「ミサ(礼拝)」が変化し、「マス」という形になったそうです。
キリスト教文化を持つ国の多くは、12月25日は祝日です。
24日の夕方から深夜にかけてのクリスマスイブのミサに出る、25日朝からクリスマス当日のミサに出る、といった過ごし方をするクリスチャンが多いそうです。
また、クリスマス当日は盛大にお祝いします。
お祝いの席に欠かせないのが、特別なクリスマス料理です!
キリスト教文化を持つ国では、どのような料理でクリスマスをお祝いしているのでしょうか?
世界のクリスマス料理のご紹介
フィンランド
クリスマスに活躍するサンタクロース。
サンタクロースの故郷でお馴染みのフィンランドでは、豚肉で作るクリスマスハム「キンク」をメインに食卓を囲むのだそうです。
「キンク」は大きな塊肉にスパイスなどで下味をつけ、オーブンでじっくりと焼き上げて作ります。
その時に食べる分だけスライスし、数日かけて楽しむのだそう。
このようなクリスマスハムはフィンランドだけではなく、他の北欧諸国はもちろん、イギリス、アメリカ、ドイツ、オーストリアなど、多くの国で定番のメインディッシュとして親しまれています。
フィリピン
アジア圏では数少ない、キリスト教信者が大半を占める国、フィリピン。
クリスマスの準備は、なんと9月頃から始めるのだそうです!
クリスマスシーズンになると、教会の周辺では露店商が開かれ、ミサ帰りの人のための物販が盛り上がりを見せます。
露店では、黒米ともち米を使った「プト・ボンボン」や、米粉の焼き菓子「ベビンカ」がクリスマス定番のお菓子として売られているそうです。
屋台文化が発展している、フィリピンらしい光景ですね。
オーストラリア
南半球に位置するオーストラリアのクリスマスは、夏真っ盛り。
クリスマスカードにはサーフィンしているサンタさんが描かれているのが定番なのだそうです。
そんなオーストラリアでのクリスマスは、家族みんなで豪快にバーベキュー!
海が近い地域では、シーフードをメインとしたバーベキューをビーチで楽しむ人も多いのだそうです。
ブラジル
オーストラリアと同じく、南半球に位置するブラジル。
こちらも半袖短パンの軽装なサンタさんが一般的です。
ブラジルでは「パネトーネ」というドライフルーツが練り込まれた甘いパンを、クリスマスに贈り合うという慣習があります。
本来「パネトーネ」はイタリアは発祥のパンの一種なのですが、ブラジルが圧倒的な消費量を誇るのだそうです。
また、「バカラオ(塩蔵した鱈)」を使った料理がクリスマスのごちそうとして食卓に登ることが特徴的です。
バカラオはブラジルだけでなく、中南米地域でクリスマスシーズン食材として親しまれています。
フランス
日本では、フレンチレストランでクリスマスディナーを楽しむ方もいらっしゃいますが、本場のフランスではどのようなクリスマス料理を食べるのでしょうか?
クリスマスの代表的な料理、ローストターキーをメインディッシュに。
デザートには、日本でもクリスマスケーキとして人気の「ブッシュ・ド・ノエル(薪をモチーフにしたケーキ)」が定番だそうです。
食前酒や前菜、スープ、メインディッシュ、デザート…と、豪勢な食卓でお祝いします。
準備する料理が多い分、お惣菜屋さんなどから購入されるご家庭も多いのだそうです。
家族や親族が揃い、ゆったりと食事の時間を過ごす、フランスらしいクリスマスの食卓ですね。
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お家で楽しむクリスマスに、フローズンデリのご紹介
いかがでしたでしょうか?
各国様々なスタイルでクリスマスのお祝いをしているんですね。
どの国も共通しているのは、家族や親族で集まり、食卓を囲みながらクリスマスをお祝いすることです。
大切な人との繋がりと信仰に重きを置いています。
2022年のクリスマスイブは土曜日、クリスマス当日は日曜日です。
今年のクリスマスのご準備はされていますか?
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参考文献
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斎藤和子、指宿弘子、斎藤和明(1997年)『クリスマス・クッキング』日本基督教団出版局